旅をしたときのお土産選びの楽しさは、その地域ならではの品々を手に取ることが出来る点ですよね。私は主に自分用で、食べ物のお土産を購入することが多いですが、これはすごく美味しい!と思ったものは、その後もお取り寄せで購入したり、ふるさと納税などで扱っていないか調べたりしますよ。特産品だったりすると、案外取り扱っているんです。
この記事では、旅のお土産好きな私が「熊本県天草地方」の魅力あるお土産品を紹介します。
熊本県天草地方ってどんなところ?
熊本県天草地方は、天草諸島とも呼ばれるとおり、多くの島が連なった場所です。「天草上島」と「天草下島」の二つの大きな島と、その他およそ120の大小の様々な島から形成されています。
九州本土からは「天草五橋」という5つの端でつながっているので、車でもアクセスできるようになっていますよ。この橋がつなぐ道路は「天草パークライン」という名前で、マラソンが行われたりもしています。海沿いの道なのでとても眺めがよく、ドライブにも最適です。
熊本そのものが自然豊かな県ですが、その中でも天草はとりわけ海を楽しめる場所です。海水浴や潮干狩りはもちろん、一年中イルカが見られるイルカウォッチングはおすすめです。私がイルカウォッチングに参加したときは、たくさんのミナミバンドウイルカを見ることが出来ました。こうした海の自然を楽しめるのが、天草の最大の魅力だと思います。
このような美しい自然がある風光明媚な場所ですが、この地方で最も知られているのは「島原・天草の乱」、そして「天草四郎」ではないかと思います。現在も、「天草四郎ミュージアム」や「天草キリシタン館」があり、そこかしこで「天草四郎の像」を見かける、歴史的な場所でもあります。
天草地方のお土産といえば
まず、海から得られる「塩」を利用したものが多く目に留まります。天草の美しい海水から作られた天然塩を原料にして作られています。
「天草塩クリーム大福」や、「天草ん塩飴」、「塩アイス」など様々ありますが、私のお気に入りは「天草塩羊羹」だったりします。普通の羊羹とは違って、塩味が絶妙に効いて、本当に美味しいなあと思いました。歩き回って疲れていたから塩味が美味しく感じたというのもあるかもしれませんが。
ちなみに、天草は海に囲まれているためか、温泉は塩分を含んでいる食塩泉が結構多かったイメージがありますよ。保温効果があるので、湯上りもポカポカが続きます。
さて次に、「海老」に関連したものも多いです。天草は昔から車海老が特産品なんですよ。車海老の養殖の発祥の地とも言われています。全国でもトップブランドです。
「天草小唄 海老煎餅」などのお菓子もありますが、お土産用に冷凍で売られている「活き車海老」をそのまま買っちゃうというのもオススメですよ。バーベキューで焼いたり、素揚げにしたり。でも、お刺身が絶対に一番美味しいので、現地で食べられる機会があれば、逃さずに食べてほしいです。
とにかく海産物は、紹介しきれないほどあるので、お土産さんをゆっくり見回ってほしいですね。タコの干物とか、鯛のちくわ、大袋いりのあおさ、色々あるんです!
海産物以外のお土産ももちろんありますよ。天草の伝統的なおやつである「こっぱもち」です。さつまいも、もち米、砂糖で作られたシンプルなんですけど、甘くて美味しいんです。美味しいからといくつも食べると、材料はさつまいもなので、お腹いっぱいになってしまいます。紫いも味や、黒糖味もありますよ。
農林水産省の「うちの郷土料理」でも紹介されていますので、興味のある方はぜひのぞいてみてくださいね。レシピも掲載されていますよ。
最後に、ご紹介するのは「天草大王」に関するものです。「天草大王」とは古くに熊本にいた地鶏なのですが、昭和初期に一度絶滅しています。それを、文献を参考にして、天草大王の基になったと思われる種から交配を重ね、8年かけて復元させた地鶏なのです。大王を名乗るにふさわしく、ふつうの鶏の約2倍の大きさがあります。
よく見かけるのは「天草大王の炭火焼」でしょうか。自宅用としておすすめなのは、
「天草大王ご飯だれ」や「天草大王肉味噌」などのご飯のお供です。1瓶あると、しばらく楽しめますよ。
以上、私の大好きな天草地方のお土産の数々をご紹介しましたが、どうでしたでしょうか。旅の思い出に、素敵なお土産に出会えますように。
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